初めてのグラフィティ
落書きは犯罪行為です。
きっかけは何だったんだろうな?
ノートにはいつも書いてた。マイメンと見せ合いもしていた。
自分的に良いのが描けたら残していましたw
ファインの特集をコピーしたり
お金がないからコピーwとても貴重でした。
その頃見た映画(ビートストリート)の影響も大きかったと思います。「いつかは描きたいね」とかは話していたと思う。でも、なんかノリで描く事を決めた気がするなー。あんま覚えてない。はっきりしているのは「やってみたかった」から。悪い事だとは百も承知で「とりあえず描いてみようぜ!」でした。
マイメンと作戦を練る
描く文字は「SOOTHE」(スーズ)にすぐ決めたと思う。俺達が作ったチーム名(何の?って感じだけど、とにかくチームです。ちな今でも続いてるからw)
場所はマイメンがすぐに提案してくれた。近所にいい場所があるよと。
今思うと近所スギルw歩いて3分とかだった気が。
人通りがなくていい感じの壁の場所だった。下見とか俺してない気がする。
スプレーが高価な物だったな。1缶1000円位はしたと思う。、、、、、、、、、、、。黒と赤と白を揃えた。スプレーってかなり極悪なアイテムだよな。振るとカラカラカラって音もやばいし、「シュー」と吹き付けるともう落とせないよ!ってくらいの威力だし。ノートに書いた見本は用意したと思う。この位の準備だったな。
実行
描き始めたのは夜20時位だった気がする。初めの瞬間緊張した。って俺ほとんど描いてない気がするなー。ベースはマイメンが描いて俺ちょろっとだった気がする。「気がする」が多いな。
マイメンの作品!めっちゃ上手。
10分位で完成!そこそこ上手く描けてテンション上がった。「いいんじゃね!」「うん!いい!」とか言い合って、満足感とへんな高揚感(犯罪だからね)で語り合ってた。学校の事とかこれからの事とか。出来たばかりのグラフを見ながらw
あのシーンの事今でも覚えているぜ。スケボー持ってたよな?
まぁこれがいけなかった。つうか全部いけないんだけどな!熱くなってのんびりくっちゃべっていたら、まさかの、本当にまさかの警察が!チャリでやってきた。ぎゃー。
焦った。でも描いている所を見られたわけではないので、ただここでおしゃべりしている体で過ごせれば、、、なんとかごまかせるかも、なんて思った。ばれないかもと。
「何してる?」「いや話してるだけです」「なんかうるさいって通報があって、、、ううん?なんだこの匂いは??」そうなんです。描いた後のスプレーの臭い(シンナー)がけっこう残っていました。缶もそのままで片付けていなかった気がします。「これお前たちが描いたのか?」シラを切るつもりはなかった。バレバレだったと思います。手も汚れていたと思うし。運が悪かった。ていうかこっちのミス。すぐ帰ればよかったんだよなー。逮捕っていうか補導なのかな?そのまま警察署に。初めて描いて速攻捕まりました。
後日壁の所有者に謝罪したのは覚えています。弁償代って払ったよな?
グラフィティとは存在が犯罪
こういう話をこんなブログで今更書くなんてとは思うけど、、、犯罪行為を勧めるつもりもありません。当時の気持ちを残しておきたいと思って書いています。
そもそもグラフィティとは犯罪行為なのです。ヒップホップの4大要素の一つと言われているけど、グラフは存在自体が犯罪だと思っています。
犯罪行為をするって所までね。
自分の物や書いていい場所ではなく、描いては駄目な所に描く、リスクがでかい所(多くの人が見る場所=見つかるリスクがある)に描くのがカッコいい。その行為自体がグラフィティだと思っています。
ヒップホップをクリーンな物として紹介するつもりもありません。昔も今もこんな気持ちです。言い方あれだけど犯罪行為だからやばいし、かっこいいと思っています。さすがに40過ぎて「がんがん描くぞ」とはならないけど今でも大好きです。
落書きは犯罪行為です。
実行 二回目
バカだからまたやるんだよな。
しばらくしたらまた描きたくなってんw若くてバカだから。次は上手くやろう。つか描きてーってなっていたと思います。
二回目は地元の清瀬。移転前のSEIYUの駐車場。マイメン二人と遊んでいて、なんかノリで描く流れになった。多分俺がテンション上がって描きたいって言ったと思います。付き合わせてしまった。あの時はすまんね。愛してるぜ。本当に若さっていいよな。今だった絶対しないと思う事をするんだもんな。
駐車場の隅の方。人来ないし大丈夫でしょと。ラジカセでヒップホップ流しちゃってさ。恥ずかしいくらい調子こいていて最高にアホ。
この時は描き始めて秒で見つかりました。途中だったと思います。いきなり7.8人位の人達(SEIYUの社員の方達)が「何やってんだー」と走って来ました。うちらビックリよ。「やばい!逃げろ逃げろ」とチャリに乗ってダッシュ。駐車場広いからなんとかかわして逃げ切れるかも?とか一瞬思ったけど、上手くいくはずもなく捕まりました。ふーー。
夜の駐車場をチャリでわーわー言いながら逃げる三人。チャリかごに入れたラジカセからはヒップホップが流れっぱなし。このシーン自分で言うのはあれだけど映画みたいだったなーと思っています。しょぼめの映画かもだけど、完全にリアルな自分の映画。今でも覚えてるぜ。
マイメンへ。この時本当に迷惑をかけた。俺が全部勝手にやった事だったのに巻き込んでしまった。その後の弁償とかもお世話になった。そしてこれよ。
「警察にはこう話したからな」っていうマイメンからの手紙が出てきた。ちゃんと話を合わせておかないとややこしくなるからっていう。優しすぎて泣けたわ。いろいろ思い出して泣けたわ。次会った時この話をしような。
まとめ
二回描きに行って二回捕まりました。本当にセンスがない。もう止めた方がいいなーと思い、それからは今の今までグラフィティは描いていません。マジックでタギングとかはちょろちょろと、、、書いていたかもだけど。いや書いていないけど。
これが私のグラフィティの経験です。高校1、2年の頃でした。
描くのは止めても見るのは好きだったので、雑誌などで今までどうりチェックしていた。
誰かに「あそこに描いてあったよー」とか教えてもらって見に行ったりしていました。横浜の方ですんごく一杯描いてあるところがあるよーと教えてもらい見に行った。ここ(たしか桜木町)本当にすごくて2キロ位ずっと描いてありました。気に入り過ぎて、その頃のデートでも行ったことがありました。なんのこっちゃ。
やらなきゃわからない事だった。いけない事だとは解っているけど描いてみたかった。たいして上手くないのに。その位HIPHOPが新しくて楽しくてヤバい文化だと思っていました。
今だから思うけど、小さ目な規模の犯罪で捕まって良かったとも思います。
これですんで良かったかもなーと
捕まっていなかったらどんどんエスカレートしていき、すごく大変な所に描いていたと思います。実は電車にも描こうとしていました。やっぱトレインだよなーと偉そうに。清瀬駅から少し離れた所に、深夜電車がいつも止まってあったので企んでいました。アホだから。電車に描くのがカッコいいと思っていたから。弁償する金額も凄いと思うしニュースになってしまったらとか、、、ガクブルだよな。
あれからずっとグラフィティーが大好きです。
グラフィティの雑誌
kazemagazine
超カッコいい。
MSCのTABOO1「イルブロス」!!!!!!最高!!!!
漫画を描くなんて!すげーよな。BBOY全員買いましょう!尊敬するわ。
このキャラうける。
週刊SPA!で現在連載中の「少年・イン・ザ・フッド」!!!Ghetto Hollywood!!!
面白すぎで毎週楽しみです。
そして、このインタビューも最高の最高!絶対チェック!
CD持っているぜ!
QPも大好き。
「ヒトトシテ」とかすげー感動してた。初めて降りる駅でもQPを見つけると安心出来る。「ここにも来たんだなー」と。ほとんどの駅にあって凄かった。いつでも捜しているよ どっかに君の姿を 向いのホーム 路地裏の窓 こんなとこにあるはずもないのに、、、あったーー!!とかね。入間(16号沿い)にもあるので今度写真を撮ろう。
落書きは犯罪行為です。
うるせーな。わかってやっているんだよ。だからヤバい。リスクをしっかりとって描いても、ほとんどの人から褒められない、どちらかと言えば迷惑な行為。俺が描いたんだぜ!とも言えない。作品でしかアピール出来ないハーコーな世界。ラッパーがマイクに命をかけているってよく言うけどレベルが違う。比べる事ではないけどさ。本当に尊敬しています。HIPHOPの四大要素の中で一番ハーコーだと思っています。そしてアンダーグランド。
グラフィティアーティスト全員尊敬しています!!!!!
ひさしぶりにこのシリーズ書けたw次こそ日本語ラップ行くぜ。
その5!!
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